あんなに暑い日が続いていたのに、今週はずっと雨の模様。
今日もすっかりかき氷日和ではないし、少し肌寒いくらいなのに、
かき氷の話です。
PINTSCOPEでのアイスクリームのコラム連載、3回目は映画『南極料理人』と氷イチゴの話。
すこし丸くなるように器に氷を削り出してイチゴシロップをさらり垂らすと野球ボールみたいな氷イチゴが出来ました。
映画『南極料理人』は南極で暮らす南極観測隊の人たちの毎日の物語。
有限の資源と制限される行動の中で彼らはどう暮らすのだろう。
ある日少しの息抜きにと野球を始めるおじさんたち。目の前に広がる雪原をグラウンドに見立て、イチゴシロップをドバドバと注ぎフェアゾーンを描く。ピンク色で描かれた甘いホームベースをスプーンでざくざくと味見する輩もいる。
何度見ても惚れてしまうシーン。イチゴシロップが何かを描く道具になる瞬間だった。
知っているはずのものが知らないもののようになる瞬間ほどときめくことはあるのだろうか。
今回は、当たり前は当たり前ではないなんて話を書きました。
ぜひPINTSCOPEのサイトから読んでみてください。