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2020-05-14 13:41
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Event / ExhibitionWorks

ピータードイグ展のお菓子をつくりました

peterdoig_cineca

東京国立近代美術館で開催中の(現在休館中)ピーター・ドイグ展のお菓子を監修しました。
お酒の雫を封じたボンボン・ア・ラ・リキュール。
一噛みするとすこしミステリアスなお酒の香りが口いっぱいに広がる砂糖菓子です。
本来なら2月から6月までの展示会期中の販売を予定していたのですが、美術館再開が見えない状況が続いているため、ほぼ日カルチャんのオンラインショップで販売されることになりました。
旅に出れない今、お菓子とともに心で旅に出る気持ちを持てたらいいなと思います。

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ABOUT “Bon voyage”
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絵画が好きな人にとってはたまらないアーティスト、ピーター・ドイグ。
厚みのある一枚の絵の前には何時間だって座っていられる気がする。

ドイグの絵画を目にしたとき白の魅力に引き込まれた。
どの絵にも白が存在し、絵によって白の強度、明度、彩度も変わる面白さに驚く。
ピーター・ドイグを語るなら白いお菓子が良いと思った。

絵の前に座ると、私はここにいるはずなのに心は別の場所へ旅に出る。
その旅の余韻をたのしむため、絵画の一雫を持ち帰るイメージと重ねて
“ボンボン・ア・ラ・リキュール”という菓子素材を選びました。

ボンボン・ア・ラ・リキュールはリキュールを封じた砂糖菓子。
時間をかけて作るこのお菓子は、糖衣に包まれます。
まるで曇りガラスのようなその表情がドイグの絵画にみられる絵具のテクスチャーと重なる気もします。

お酒は、ブラダーラックという海藻を使用したクラフトジンを使用。
ドイグの生まれ故郷、スコットランドの最北にある蒸留所のものです。
島が受ける海の恩恵を表現したような、爽やかでちょっとミステリアスな香りが未だ見ぬ旅へと誘う。

絵画とともにもう少しだけ旅を楽しみましょう。そんな想いを込めて作ったお菓子。
Bon voyageと名付けました。

意匠は古谷萌に協力いただきました。
お菓子がのるトレーはドイグが繰り返しモチーフとして使用したカヌーをイメージしています。
ブルーの印刷は全て活版印刷で仕上げました。

ほぼ日カルチャんwebストア
2020年5月15日 11時〜 販売開始
再販は 5月26日 11時〜 販売開始
※5/15の販売は12時頃完売となりました。
https://www.1101.com/store/culturen_shop/index.html

It is a new creation of cineca in collaboration with Peter Doig Exhibition at The National Museum of Modern Art, Tokyo.
Scottish craft gin is used in the recipe of Bonbon a la liqueur, inspired by the fact that he was born in Scotland.
His paintings invite us to a journey to places you have never been.
So please enjoy “Bon voyage” while you are traveling

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